先日の実験的セッション、「セッションの最後の良い状態を自分で描くのではなく、AIで画像生成してみたセッション」の学びです。
実際にガイド(ファシリテーター、コーチ)としてクライアントの方、そしてオブザーバーの方々から頂いたフィードバックも振り返りたいと思います。私個人の振り返りですが、何かのお役に立てば幸いです。
- まず、セッションの流れ
ガイドから「あなたが最も充実していた瞬間を思い出してください」という言葉で始めました。どんな場所で何をしていて、など詳細に質問しました。
そのあとはセオリー通り、感情を表す言葉をキャッチして場所を聞き、詳細に具体化していく質問を投げかけます。
十分に詳細になったところで、次に何が起こるかという質問に進みました。もともとポジティブなイメージ(メタファー)だったのですが、それが別の形に変容していきます。
身体全体を包み込んでいたメタファーから、2つの別の場所に分かれて別の形になりました。
通常、T-1のメタファーはT+1へ移行したメタファーへ結合を試みると思いますが、今回はT-1のメタファーはありませんでしたので、それを試みることはせず、最後の心象風景を繰り返し、セッションは終了しました。
- 指摘と振り返り
セッション後に頂いた指摘の主なものをピックアップします。
- セッションの目的を明確にしないまま進めた(「何が起こって欲しいですか」という質問をしなかった)ことで、最後にご本人にとって好ましい心象風景には行きつけたものの、それがクライアントにとっての何なのか、しっかりとまとめることができていない。
- クライアントにとっての大切な体感は、質問をすることでチャンクダウンしてしまう可能性がある。
- 「次に何が起きますか」という進める質問は、変化させる必要のないメタファーを変化させてしまう。
- 充実していたとき、はとても不明確。
などなど、とてもありがたいフィードバックを頂きました。
充実していた瞬間には、その人の大事にしている考え方が反映されている。そしてその価値観を明確にして体感していただく、という意図が私にあったわけですが、その価値観を明確にするセッションと、AIで画像を生成してみるチャレンジは別々に実験してみる必要があったと反省しました。
個人的な考え方ですが、価値観、大切にしている考え方を、個人個人異なるメタファーとして具体化し、明確にすることが生きやすさに繋がると考えています。そしてこちらもあくまでも個人的な将来の可能性として、そのワークと、具体化した心象風景を画像としてプレゼントすることは「思い出しスイッチ」として機能するのではないかという仮説を基に、クリーン言語の質問のすばらしさをうまく活用できるように研究していきたいと思っています。
まずは初心に立ち返り、再度クリーン言語のセッションの基礎的な進め方を振り返り、自分の考え方をどのように適応できるか、再考したく考えました。
そしていつも真っ直ぐなフィードバックをくれて、クリーン言語のセッションの世界を壊さないように、そして発展していくことを望むねこみみすとの仲間たちに感謝しています!!今後もふらふらしがちな私ですが、ねこみみすとの一員としてクリーン言語を広めていきたいと改めて思いました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。