大人になってからの親との関係、ちょっと微妙だなぁと感じることが増え、次第に腹が立つようになってしまって、親子だからこそ遠慮なくモノ申し、そして反省を繰り返す。そのようなタイミングで今回クリーン言語のセッションを受けました。
私にとってはイヤ、なことでも、親からしたら、してあげたいこと。
その心境がわからない。どうしたものか。。。それをテーマとして、口にしました。
私の「心境が知りたい」はどこか。
通常のセッションでは「イヤ」はどこか、から始めますが、今回はクライアントの私の同意を取って頂き、「心境が知りたい」からスタートです。
<メタファーの変遷>
そしてそれは後頭部から少し離れた場所にある、滅菌灯でした。(一般的には殺菌灯、ですが、私の口から出た言葉が滅菌灯でしたので、ご容赦ください。)
滅菌灯は斜め下に向かって白く冷たい感じの光を出しています。
全体を隈なく照らして殺菌したいのですが、斜め下が気になって、焦点を絞っています。何かが出てくるのがわかっていて、それを狙っています。そして、そのような斜め下には何かが対流しています。
その対流は黒と白。激しく中でぐるぐる対流していますけれども、決して混ざり合うことはありません。これが外に出てくる必要がありますが、何だか薄い膜に覆われているようです。
寒天でできているような、舟和のあんこ玉の皮のよう。
そしてその対流がだんだん激しくなり、黒い部分は固いので、その皮を破ることができました。対流していたなかみが出てくると、まるでスカスカのかりんとうか長さのあるお菓子のカールのように固まり、色は薄いグレーに変化します。
外に出たそれは、ボロボロに崩れて粉になり、拡散しました。
そして後には皮が残されます。
皮にはライトの光が当たり、干からびて固くなっています。
そのままにしていたら、これも粉になっていきそうでしたが、ファシリテーターからこの皮の願望を聞かれることで、これも変容します。
皮は緩んで飛んでいきたい。
緩まるために必要な、水分の1滴が上から落ちてきます。あたたかな、春の霧雨が集まったような一滴。
この水分を吸収して、皮はやわらかく、薄くのび、透明な羽を持つ糸トンボに変容し、上の方へ飛んでいきました。
この上へ飛んでいく時間を十分に取って頂きました。
すると、私の中では何かを手放せた解放感に満たされました。
解放感は鎧を脱ぐ、というか外すような。。。
セッションは終盤の向かい、私がテーマとしてあげた内容について気づいたことは、相手に自分の考えを押し付けないでほしい、ということは、私もそのような私の考えを押し付けていたのではないか、ということです。
ここで終了かと思いきや、冒頭で口にした「イヤ」についても忘れずにファシリテーターは質問しています。そして、拡散しているチリ、もそのままにせず、ネコミミスト(ファシリテーター)は尋ねてくれました。
チリは再度収集されて、今度は黒い固まりとなります。そして目の前はチリが収集されたことにより、透明度は増していました。
そしてチリはあの滅菌灯の光に照らされその光に乗って滅菌灯に吸収されます。すると、それが滅菌灯のエネルギー源となり、滅菌灯は斜め下を照らすだけでなく、自在に全体を照らし、殺菌できるようになりました。
ここまで進めていただくと、相手がしたがっていることを、喜んで受け入れることが自分にとっても価値があること、そしてそれが他者にどのように映るかを気にしていた自分がいたことに気付くことに繋がりました。
リソースとなるメタファーを見逃さず、解決にクライアントが気づいたようにみえたあとでもしっかりそれをフォローすることで、より深い気づきに繋がる体験をさせて頂きました。
また、中盤での解放感をもたらすきっかけとなった水分の一滴は、前回のセッションでの大きな気づきをもたらしてくれた大事なリソースと同じだ、ということにも気づきました。定期的にセッションを続けることで、どんどん自分の内面が豊かになっていく気がします(希望?)。継続のメリット!
長くなりましたが、最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
今後もどんな発見ができるか、楽しみです。