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セッションの効果を倍にする方法

クリーン言語のセッションの醍醐味は、私の個人的な意見ではメタファーの発見です。

 

実際のところ、セッションを受け始めた当初は、全くメタファーが出てこずにいました。

 

「それはどこにありますか?」「それは何の様ですか?」こうした質問に対して、どう答えればよいのか、何が正解なのか、いつも頭で考えていました。この、考える、というパターンから脱出することができていなかったのではないかと思います。

 

セッションを重ねるにつれて、正解はない、というか、全てが正解であり、そしてそれを尊重するというクリーン言語のセッションに慣れてきて、ようやく自由にメタファーを見つけるというか、形にすることができてきました。

 

そうなると、本当に毎回驚く発見、これまでの見方とは全く違う見方への気づき、解決の糸口をつかむことができてきました。

 

ですが先日のセッションで、どうやら今度はそれぞれのメタファーを、解釈しようとする自分がいることに気づきました。そうなると、このメタファーはきっとこれを表象している、ということは、、、などと、また頭で考えてしまいそうになるのです。

 

それに気づいたとき、すぐにメタファーへ意識を戻し、余計なことは考えずにメタファーにすべてをゆだねてみようと思いました。

 

今回であったメタファーは、蜘蛛の巣状に張り巡らされた黒い糸。それが一本の糸となって胃袋に落ち、消化されていきました。この消化の様は、自分で言葉にしつつ、笑ってしまうほど、意図しない動きでした。

 

なかなか消化できずに残ってしまうものも、新たな消化酵素(?)を加えることで、消化されていきます。その消化酵素の在りかも知ることができました。

 

日々、取り組むべきことは仕事、それ以外も含めて色々あり、またプレッシャーで勝手に自分で身動きが取れなくなってしまっていたところを、まずは一つひとつ、取り組んでいく、そんなことを思い起こさせてくれたセッションで、落ち着きを取り戻すことができました。

 

今回のセッションの学びは、クリーンのセッションでは、ファシリテーターがクリーンであることは前提ですが、セッションを受ける側も、メタファーを解釈しようとせず、クリーンでいることで、セッションの効果はもっともっと高くなるということです。

 

あくまでも個人的な体験、感想ですが、何かのお役に立てば幸いです。

ありがとうございました。