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ファシリテーターとしてクリーンに保つために、謙虚であることを肝に銘ずる

今回は、質問の使い方、タイミング、これはクリーン言語においては本当に大事な要素であり、クリーンである、汚染されていないとはどういうことかの側面の一つに気づかされた、ファシリテーターとしてのつぶやきです。

 

 

 

クリーン言語のセッションでは、クライアントの世界を、言葉も含めて汚染しないために、ファシリテーターはクリーンな質問を使う。クライエントに内的世界に没頭してもらい、メタファーのナラティブを紡いで問題解決、問題解消へ至るプロセスを邪魔しないために。

 

ところが、クライアントの世界をファシリテーターものぞき込もうとし、理解しようとし、明確にしたいという思いが強くなると、言葉自体はクリーンな質問でも投げかけるタイミングを間違えてしまい、その場はクリーンでなくなり、セッションもうまくいかないという経験をした。

 

なぜそうした思いが強くなったのか私なりに考えてみた。セッションの流れも質問の種類もそれなりに頭に入って、回数も重ねているという油断や驕りがあったのではないかと振り返った。それらが、クリーンであるべき空間に、ファシリテーターの思いが入ることを許してしまったのではないだろうか。

 

クライアントの役に立つには、セッションにおいてクリーンな質問を適時適切に投げかけることが大事で、そのために私は謙虚にその場にいる姿勢を忘れてはいけないと肝に銘じた。

 

もっとも、鍛錬と勉強の不足もある。そしてそれらにここまでやれば十分というゴールはないので、引き続きこちらも勤勉に取り組む必要が私にはある。

 

 

 

 

今回もファシリテーターとして学びの多いセッションでした。

私個人の経験、反省、見解でありますこと、ご了承くださいますと幸いです。

ありがとうございました。