よく、考え事に行き詰まったら気分を変えるために散歩に出る、ということはありませんか?実際に物理的に場所を動くことで、新しい着想を得る、というのはもしかしたら皆さん経験があるかもしれません。
実は先日、その散歩のように自分の場所を変えてみて、課題について検討する、クリーン・スペースの簡易版を体験する機会がありました。今日はその体験の感想です。
基本的なクリーン言語のセッションのようにメタファーについてのナラティブを紡ぐのではなく、クリーンな質問は使いますが、それによって空間・場所が知っていることを発見していく、というものです。
課題に対するキョリ(場所)を変えてそこで何か知っていることはないかを探る、一通り検討したら、また別の場所を探して検討を重ねていく。大変シンプルな進行でした。
セッションを体験する前は、クリーン・スペースがいうところの、空間が知っているってどう言う意味か?何かに気づくことがあるのだろうか?そしてその位置を変えることで、新たな知見が得られるのか?
こうした疑問を持っていたことも本心です。
実際に経験してみると、課題に対してある場所から知っていることを考え、別の場所に移動したときにはまた新たな見方ができることに、正直驚きました。
一つの場所にとどまることなく、クリーンな質問で複数の場所を移動し、そしてクリーンな質問に答えていく。フロー状態と言ったら言い過ぎかもしれませんが、伴走があるからこそ、違う場所を探すことや、質問に対して考えることに集中できていたような気がします。
(この集中は、クリーン言語の通常のセッションでも体験しています。)
新しい場所で、新しい見方(その空間で知っていること)に気づいたときには、思わずにやりとしました。
課題や問題に対する自分の見方がどんどん細分化していきますし、同時に俯瞰もできて、自分の頭の中、思考のネットワークみたいなものも見えてきたことも発見の一つです。
大変面白い体験でした!
このクリーン・スペース、クリーン言語のセッションの代わりではなく、相互に補完、或いは相乗効果がありそうです。同じテーマで体験してみると、より深い自己理解、課題への取り組み姿勢が得られることが期待できると思います。
またそうした機会がありましたら、ブログに書かせていただきますね。
このクリーン・スペースも、早く多くの方に体験していただきたいな、と思いました。
以上、体験の感想でした。