· 

「集中できない!」ことと「カブトムシ」の関わり

私がセッションで解決策を見出したい、と思ったのは、職場の先輩との関係でした。

 

その先輩の近くで仕事をするときには、仕事に集中できなくなってきたのです。

 

集中できないからうっかりミスをしたり、慎重になりすぎて時間がかかったり、自信がなくなって何度も同じことを聞いてみたり。。。先輩にもお客様にも迷惑をかけている状況でした。

 

当然、そんな状態を自分も楽しく感じることはありません。辞めてしまおう、という言葉も頭をよぎる、そんな状況でした。

 

どうしたら、その先輩が近くにいても気にせずに、仕事に集中することができるだろうか。

 

クリーン言語のセッションのテーマをそれとして、話を聞いていただきました。そしてセッションを通して気づいたことは、次のことでした。

 

  • 「その人にダメな人、と思われたくない。」「その人と良い関係を保ちたい。」この2点に囚われていたこと。
  • 先輩の発言に傷ついていたことや、理不尽と感じたことを伝えられない辛さ、言いたいことが言えない不満、自分自身への情けなさ、といった思い、感情があったこと。

 

セッションの初めの方の質問で、私は集中ができないことを、干からびたダンゴムシのように感じました。なんだか笑ってしまうほど、そのようなイメージ(メタファー)が出てきたことはかなり意外でした。

 

セッションが進んでいくうちに、それは肥沃な土壌に入って栄養を補給し、その同じ土壌に前からいた様々な幼虫やさなぎが、あたたかな光に温められて成長し、地表にでてきたのです。

 

実は私は昆虫が大の苦手です。こうして書いているだけでも苦手感があるのですが、地表に出てきた昆虫、特にカブトムシは、飛ぶでもなく、木の幹にしがみついているのでもなく、地表をよちよち歩いています。そして得体のしれない気持ち悪さは変わりませんが、恐怖感は感じませんでした。

 

昆虫は、私の感情だ、と急に理解しました。

 

セッションが終わったとき、「そうだよね、嫌な気持ちがしたよね。情けない自分がいやになってきてたよね。」と納得できて、すっきりした気持ちになっていました。

 

嫌だと思い、感じないようにしようとするから無理があり、集中できなかったのかも、という気づきにつながりました。セッションの中でかたくなに嫌われて無視された私の感情が癒されていくことに繋がったのかと思います。

 

昆虫、カブトムシさんに対しての気持ちはまだ変わらないのですが、自分の感情を大切に、栄養を与えて、温めてはぐくむことで、何か変わってくるかもしれません。これからもっとよく知っていきたい、と思っています。ありがとうございました。

 

以上、セッション体験のシェアでした。